<人類最大の発明?>「複利」「単利」の違いと驚きの効果

お金の話

突然ですが、アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだものは何でしょうか?

相対性理論?

違います。

答えは「複利」です。

急に複利と言われてもよくわからない人もいるかもしれません。
ただ、私たちの生活においても大きな関わりがありますし、
理解しているかどうかで日常生活が変わるかもしれません。

この記事では

①複利とは何か
②複利と単利の違いをシュミレーション
③複利を私生活に生かせること

以上のことを紹介したいと思います。

<人類最大の発明?>「複利」「単利」の違いと驚きの効果

言葉の説明

単利とは「投資元本」に対して利子がつくことです。
単利を計算式で表すと「元本×利回り」です。
常に同じ元本をもとに利子が決まります。複利とは違い、元本の額がそのまま維持されるため、利子も毎回同じ金額で積み重なっていきます。

複利とは「投資元本と受け取った利子」に対して利子がつくことです。
計算式は「(元本+前年利子)×利回り」です。
元本に利子が組み込まれ、利子に対しても利子が発生するため、毎回受け取る利子の金額は年々増えていくことになります。

複利と単利の違いをシュミレーション

言葉だけて言われても分かりにくいと思います。
数字で表した方が簡単だと思いますので以下の表をご覧ください。

元本:100万円 年利:3%
【単利の場合】

期間元本利息合計
運用開始1,000,000円
1年目1,030,000円30,000円
2年目1,060,000円60,000円
3年目1,090,000円90,000円
4年目1,120,000円120,000円
5年目1,150,000円150,000円
6年目1,180,000円180,000円
7年目1,210,000円210,000円
8年目1,240,000円240,000円
9年目1,270,000円270,000円
10年目1,300,000円300,000円
15年目1,450,000円450,000円
20年目1,600,000円600,000円
25年目1,750,000円750,000円
30年目1,900,000円900,000円

元本:100万円 年利:3%
【複利の場合】

期間元本利息合計
1年目1,030,000円30,000円
2年目1,060,900円60,900円
3年目1,092,727円92,727円
4年目1,125,509円125,509円
5年目1,159,274円159,274円
6年目1,194,052円194,052円
7年目1,229,874円229,874円
8年目1,266,770円266,770円
9年目1,304,773円304,773円
10年目1,343,916円343,916円
15年目1,557,967円557,967円
20年目1,806,111円806,111円
25年目2,093,778円1,093,778円
30年目2,427,262円1,427,262円

このような結果になりました。
最初のうちはあまり大きな差ではありませんでしたが30年目には527,262円の差になりました。
すごく大きな違いですよね!!!
利子に対しても利子が付くので年数を経るごとに雪だるま式に増えていきます。

複利を生かして資産形成

ここまで複利と単利の違いを説明しました。
さらに複利のすごさを理解してもらえたかと思います。
これを生かして自分たちの資産形成を考えていきたいと思います。

「お金を銀行に預けていても増えない」
このようなことは聞いたことがあると思いますし、皆さん実感されていると思います。

実際、メガバンクの普通預金金利は0.001%です。
これは100万円を預けて1年後に10円の利子がつくという計算です。
これが「銀行に預けていても増えない」と言われる理由です。

子供の教育資金や、自分の老後資金を準備するためにも長期的な運用が必要です。

仮に毎月3万円を銀行に預け続けたとしても30年後(360カ月後)に1,080万円です。
(実際には多少の利子はつきますが大した金額ではないのでゼロとして計算します)

一方で毎月3万円を年利3%で運用すると以下の数字になります。

楽天証券積立かんたんシュミレーション

積み立てた金額は1,080万円ですが、運用収益を含めると17,482,107円になりました。
その差額は6,682,107円にもなります。
毎月3万円を積み立て続けるという作業は同じでも運用方法によってこんなにも大きな違いになります。

ちなみに年利3%という数字は実現が難しいものではなく堅実的な運用と呼べるレベルです。
この数字が大きいほどリスクが大きくなったり、最悪は詐欺の可能性もあるので注意です。

長期間の運用ができるように若い年齢のうちからコツコツと積み立てる必要があります。
少額でもいいので安全な商品で運用を始めてみてはいかがでしょうか。

最後に

妻や子供を養う立場になって、以前よりもお金のことを考える機会が増えました。
お金に関する話は「いやらしい」みたいな雰囲気があると思います。
職場の人、友達、親、兄弟だとしても金銭状況を詳しく話すことは少ないのではないでしょうか。
ただ、現実的な問題として非常に大切な分野だと思います。
同時に感じるのは、大切なことにも関わらず知識もなければ勉強もしないということです。
だからこそ日本人は金融リテラシーが低いと言われています。
そこで今回のような話をしました。

お金が全てではないですが、お金がないとできないこともあります。
子供の将来の選択肢を少なくしてしまうかもしれません。
そうならないためにも金融系の勉強をしたいと思いましたし、発信し続けたいと思います。

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