今回は「安産」について考えたいと思います。
ただ、元も子もないことを言いますが結論として「安産は存在しない」という話です。
こちらのツイートをご覧ください。
このような意味で安産は存在しないという意見になりました。
もちろん辞書的な意味ではありません。
安産:あまり苦痛や危険もなく子を産むこと。軽いお産。(対義語:難産)
言葉自体の意味はこのようになっています。実際に痛みや危険の度合いは人によって違います。
なので痛みが少なかった人は安産だということは、国語的には正解だと思います。
ただ、今回は陣痛~出産までを見るのではなく、妊娠~出産という期間で考えたいと思います。
自分も含め、男性は妊娠や出産の辛さを体験できません。
なので気軽に安産という言葉を使いがちですが、それに違和感を感じたので記事にしました。
本記事の内容
・自覚する妊娠期間はどれぐらい?
・妊娠中につらいこと<5種類のつわり>
こちらを紹介したいと思います。
<安産は存在しない?>妊婦はつらいことばかり!5種類のつわりとは
自覚する妊娠期間はどれぐらい?
妊娠期間は「十月十日(とつきとおか)」と呼ばれます。
なので妊娠期間は約10カ月間と考えている方が多いと思います。
ただし、妊娠が発覚するまでに時間がかかります。
多くの方は妊娠初期(妊娠4週~15週)に分かります。
さらに、4週間(28日)を1カ月と考えるため実際の10カ月とは異なります。
そう考えると実際に自覚している妊婦期間は約9カ月と言ってもいいと思います。
どちらにしろすごく長い間、自由が奪われる妊婦生活をしていることになります。
妊娠中につらいこと<5種類のつわり>
「つわり」または「悪阻(おそ)」という言葉を聞いたことがあると思います。
実は5つも種類があります。
・吐きつわり
・食べつわり
・眠りつわり
・よだれつわり
・においつわり
【吐きつわり】
多くの妊婦さんが経験すると言われている。吐き気が続き、「常に船酔いしている感覚」と言われたりもします。吐いても吐いても治らず、脱水症状や栄養失調になり入院が必要なケースもある。
【食べつわり】
お腹が減ると吐き気を感じ、常に何かを食べていたくなる。何か特定の食べ物だけを食べたくなるということもあるそうです。
【眠りつわり】
とにかく眠気が襲う。常に眠気を感じ、強い倦怠感や集中力の低下をもたらします。
周囲の人からは「ただ眠いだけ」と思われ共感してもらえないことが多いとの体験談も。
【よだれつわり】
唾液の分泌が活発になり、口の中があふれることもあります。飲み込めない量の唾液が出ることもあります。自分の唾液が苦く感じて不快感や吐き気を感じることもあります。
【においつわり】
匂いに敏感になり吐き気を感じることもあります。今まで嫌いだった匂いがより嫌いになることもあります。さらに、気にならなかった匂いや好きだった匂いが嫌いになることもあります。
例)炊いたご飯、シャンプー、石鹸、香水、お風呂、たばこ、湯気、生鮮食品売り場など
妊娠中につらいこと<つわり以外>
つわり以外にも妊娠中につらいことはあります。
体調不良:頭痛 腰痛 便秘 むくみ 立ちくらみ など
思い通りに動けない:立てない 座れない 階段が見えない 足の爪が切れない など
体重管理:食べたくても食べられない 検診の度に注意される
理解されない:特に仕事中は配慮されない 子育て経験がない人が多いと理解されない
このように、妊婦さんは日々つらい思いをしています。
精神的なことから肉体的なことまで多くの苦しみを耐えています。
また、初産の方は特に出産自体への不安もあると思います。
2人目以降の方も毎回違う苦しみがあると思います。
まとめ
今回は妊婦さんが長期間、大変な思い、辛い思いをしていることを紹介しました。
私も含め男性は想像するしかないですが、これだけ過酷な9カ月を経て出産したという理解が必要です。
そう考えると「安産は存在しない」という意見になりました。
無事、赤ちゃんが生まれればいいですが死産や流産などもあり得ます。
母体が命がけということも忘れてはいけません。
妊娠、出産を経験していない周囲の人が気軽に「安産」と言ってはいけないと思いました。
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