今日は時事ネタに近いようなお話をします。
テーマは「育児と保育はどちらが大変か」という内容です。
これを考えるきっかけになったのは現役保育士でありながらTVやSNSで活躍されている「てぃ先生」のニュースでした。後ほど詳細をお伝えしますがてぃ先生のTVでの発言が炎上しました。
そこから僕なりに育児と保育に関して考えてみました。
・「てぃ先生」のニュースに関しての説明
・保育特有の大変なこと
・育児特有の大変なこと
以上の3点をお話します。
この記事を読むと、実際に保育士が言われている世間からの厳しい意見がわかります。
また、保育には無い育児特有の大変な点について知ることができます。
<てぃ先生が炎上>「育児」と「保育」どちらが大変か
てぃ先生のニュースを紹介
まずはてぃ先生の紹介としてTwitterアカウントを貼っておきます。
てぃ先生(@_HappyBoy)さん / Twitter
詳細は省きますが14年目の現役保育士であり、TV出演をされたり、youtubeやTwitterで情報発信をされています。
そして世間からよくつっこまれるのが彼が独身であり、子供がいないという点です。
「子供がいないのに育児について語るな」「育児に関して理想論を言っているだけ」などという批判が以前からありました。
その状況で、あるテレビ番組に出演された際、その批判に対して「あいつら嫌味だけで言ってくる」と反論しました。その発言がネットニュースなどになってしまったという流れです。
てぃ先生『あいつら、嫌みだけで言ってくる』SNSのクレームに不満 「さんま御殿」での絶叫姿が物議(中日スポーツ) – Yahoo!ニュース
それを受けて彼はTwitter上で経緯の説明等をされました。
この文章の内容は
・親と保育士でどちらが「上」とか「凄い」ということはない
・保育士の経験から子供に接する際の「引き出し」は多く持っている
・その「引き出し」を役立ててもらうために情報発信している
・役立ちそうなら使って欲しい、そうでなければスルーしてください
・番組での発言は少し感情的になってしまったので反省している
ざっくりこんな感じです。
この流れを踏まえて僕の考え方を紹介します。
保育特有の大変なところ
まず結論から。
・性格の違う大勢の子供を同時にみなければいけない
誰もが想像する内容だと思いますが、これに尽きると思います。
なお、一人の保育士が何人の子供をみるかは園によって違います。
ただ、国の基準は決まっています。
厚生労働省 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(第三十三条)
年齢 | 人数 |
0歳児 | 子供3人に対し保育士1人 |
1~2歳児 | 子供6人に対し保育士1人 |
3歳児 | 子供20人に対し保育士1人 |
4歳児 | 子供30人に対し保育士1人 |
このような決まりになっています。
ただ、これは国の決まりです。独自に違う決まりを定めている自治体もあります。
人数は園によって違いがあるとはいえ多くの子供を同時にみないといけません。
これはやはり保育士特有の大変さかなと思います。
育児特有の大変なところ
僕の個人的な意見ですが2つあります。
①親の疲労や精神状態に関係なく毎日しなければいけない
②「何時で終わり」「今日は休み」などが無い
①親の疲労や精神状態に関係なく毎日しなければいけない
育児をしている親はとにかく疲れや寝不足と戦っています。
特に0歳児は一度に寝る時間も短いですし、夜泣きもします。
親は普通であれば寝ている時間に何回も起きて授乳をしたりミルクをあげています。
その状態で大きな声で泣き続けられたり、なかなか寝てくれないと大きなストレスです。
そんな親の精神的状態、身体的状態に関係なく育児をする必要があります。
一方、保育士さんの仕事は基本日中のみだと思います。
生活リズムを考えると朝から夕方は精神的にも身体的にも元気だと思います。
子供と接する時の状態の違いが大きな違いかと思います。
②「何時で終わり」「今日は休み」などが無い
保育士さんは仕事なので勤務時間が決まっています。
〇〇時で終わりということが分かっているのは精神的に楽かと思います。
さらに土日休みなど、基本は週2日間ぐらいの休みがあるはずです。
親の育児に関しては「終わりがなく、休みもない」という状況です。
長いスパンで考えると「22歳で子育ては終わり」「小学生ぐらいからはあまり手がかからない」などはあると思います。ただ、かなり先の話なのでそこまで考えられないと思います。
この2点が育児特有の大変な部分かなと思います。
まとめ
今回は実際のニュースから僕なりの考えを書きました。
大枠の考え方はてぃ先生と同じで「親と保育士どちらが偉いなどは無い」と思います。
ただ、それぞれの違いや特徴はあるので記事にしました。
「親と保育士」や「夫と妻」でも同じですが、「自分の方が頑張っている」「自分の方が大変」という気持ちになりがちです。ただし、それによって相手を批判しても意味ないです。
相手が頑張っている部分を尊重し、感謝し、褒める。それが必要だと思います。
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