<冬の子育て注意点>低温やけどの危険性と対策

育児

11月になり寒い日も増えてきました。
特に朝晩は冷え込みますが、冬の時期ならではの注意点があります。
それが「低温火傷(やけど)」です。

言葉はもちろんご存知かと思いますが、あまり危険視されていないように感じました。
そこで低温火傷がどのように発生し、どれぐらい危険かをお伝えします。

すでにご家庭で使っている物が原因で発症してしまう可能性は十分あります。
ひどい症状だと「皮膚が変色する」「壊死する」「皮膚移植が必要」などのケースもあります。

どのような状況で発生しやすいかなどを事前に知ることで子どもさんを守ってください。

<冬の子育て注意点>低温やけどの危険性と対策

はじめに

低温火傷とは体温より少し高めの温度(44℃~50℃)のものに長時間接触し続けると起こります。
軽症だと赤くなったりヒリヒリする程度なので皆さん経験があるかもしれません。
見た目では判断するのが難しい場合や痛みを感じにくいので軽症と勘違いしてしまうかもしれません。
ただし、普通の火傷よりも重症化してしまうこともあるので要注意です。

発症する温度と時間

先ほど、44℃~50℃のもので発症すると伝えましたが当然、温度によって時間が違います。

44℃:3~4時間
46℃:30分~1時間
50℃:2~3分

以上の時間を目安にしてください!

寒い時期にこれぐらいの温度の物を触ると気持ちいいと思います。
ただ、長時間触れると自覚症状のないまま皮膚の奥をじわじわと傷めていきます。

症状の程度

①赤みが出てきたり、ヒリヒリする
②水ぶくれや痛みが出る
③乾燥し、感覚がなくなる

このような症状が発生します。
見た目は大したことなくても皮膚の奥深くで症状が進行しているかもしれません。
③のような症状になると治るまで1カ月以上かかることもあります。

低温火傷になってしまったらどうするか

まずは流水で冷やしてください。
水道水で10分~30分ほど水をあて続けて痛みがなくなるまで行ってください。

また、水ぶくれができた場合は絶対に潰さないようにしてください!!
潰した跡から雑菌が入ってしまい、症状が悪化してしまうかもしれません。

症状がひどい場合、痛みがなくならない場合などは病院に行くようにしてください。
重症度は見た目ではわかりにくいものですので検査が必要です。
放置して症状が進行すると手術が必要になったり長期間の治療が必要になります。

気を付けるべき人と物

誰しもが発症してしまう低温火傷ですが以下の人は特に注意が必要です。

・寝返りができない赤ちゃん
・皮膚が薄い高齢者
・糖尿病などで手足の循環が悪い方
・知覚や運動能力に麻痺がある方

このような方は周囲の人が注意してください。

また、低温火傷を引き起こしやすい物をいくつか紹介します。

・ホットカーペット 床暖房
・湯たんぽ 電気アンカ
・電気毛布
・使い捨てカイロ

こちらの暖房器具はどのご家庭でも1つぐらいは持っていると思います。
身近なもので、冬場は毎日のように使う物だからこそ気を付けたいですね!!

まとめ

冬場特有の低温火傷に関してご紹介しました。
身近な物が原因で発症してしまうかもしれないし、見た目に反して重症化するかもしれないという、
実は危険なものだというとが分かりました。
ただ、少しの注意で回避できるものでもあると思います。
これからの季節は十分に注意しましょう!!

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