「コツコツ貯金をしよう」「貯金をしておけば元本保証で安全」
そう思っている方は非常に危険です。
世界中で実際に起きているインフレによっていつの間にかお金が減るということを紹介します。
以前の記事で「貯金をしていてもお金は増えない」という話をしました。
【貯金は意味がない】100万円が1年後にいくらになる?驚きの結果
今回は、増えないどころか減っているという話をします。
正しい知識をつけることで正しい資産形成ができるようになります。
そうすれば貯金をするメリットとデメリットがわかります。
自分の大切な資産を守り、増やすためにはどうすれば良いかがわかるようになるので、最後までご覧ください。
貯金だけでは危険!インフレでいつの間にかお金が減っている事実
「インフレ」「デフレ」とは
インフレーション:物の値段が上がり、お金の価値が減ること
デフレーション:物の値段が下がり、お金の価値が増えること
まずは言葉の意味から簡単に説明しました。
学生時代に習った記憶はあると思いますがいまいちピンとこない言葉ですよね…
今回はインフレ=お金の価値が下がるということだけ分かれば大丈夫です。
インフレはどういう変化を起こすのか
インフレにより買い物をする時に今までより高い金額を払うことになります。
最近は日常生活でも大きな変化があるので実感されている方が多いと思います。
スーパーやコンビニなどで「以前より値段高くなったな…」と思うはずです。
または、値段が同じでも「量が少なくなったな…」と感じると思います。
インフレによりお金の価値が減ったので、今まで1,000円で買えた物が1,100円払わないと買えないという現象が起こります。家計に大ダメージですよね!!
つまり、インフレは普段あまり意識しない言葉とはいえ日常生活に大きく関わることという事です。
貯金にはどういう影響がある?
見た目の数字は変わらないが、価値が下がっている
例えば「100万円」を銀行に預けたとして、1年後に口座を見ても同じく「100万円」は残っていると思います。
ただし、今100万円で買える物を1年後に買おうと思っても買えません。
これがインフレであり、お金の価値が減るということです。
毎月3万円をコツコツ貯めれば10年で360万円、30年で1,080万円にもなります。
大きな数字ですが価値が下がれば意味がないということです。
日本銀行が掲げているインフレ目標とは
日本銀行は年間2%のインフレ目標を掲げています。
日本銀行:2%の「物価安定の目標」
そしてこの目標が達成されたら驚きの変化が起こります。
現在の100万円がインフレにより価値下落
10年後:約82万円
20年後:約67万円
30年後:約55万円
30年後にはお金の価値が約半分になってしまいます。
この目標が継続的に達成されるかは分かりませんが、この事実は把握すべきです。
いま頑張っている貯金が半分の価値になる可能性があるとすれば他の対策を考えなければいけません。
これが「貯金だけしている人は危険」と書いた意味です。
まとめ
改めて「貯金だけする人は危険」と伝えたいです。
インフレは実際に起こっていることなので皆さんに関係することです。
また、何となく分かってたけど具体的な数字までは知らなかったという人も多いはずです。
どんな変化が起こるのかを理解すれば、どれぐらい危険かがわかると思います。
まずはそれに気づいてもらえたら嬉しいです。
では、その上でどういう行動をとればいいかなどの話を今後したいと思います。
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